摂食障害になって17年が経ちました。
一概にはあっという間の17年だったな。早かったな。なんてことは言えません。
人はそれぞれの人生の一日一日の中に様々なことが起こります。
一年365日、17年で6,205日、私は摂食障害である自分と向き合って今ここにいます。
6205日と書いてみるとすごいですね。
何事も数字にすると言葉より実感が湧いてくるのはこういう時です。
今日は摂食障害のリスクについてお話します。
私は医学の知識はありませんので専門的なことは分かりませんが、
摂食障害について調べていて怖いなと感じた健康障害について紹介します。
また、17年の摂食障害を経て実際に自分の体に起きた経験もふまえて書いていきたいと思います。
◆拒食症から考えられるリスク
骨粗しょう症
貧血
不整脈
◆過食症から考えられるリスク
糖尿病
虫歯
肝機能障害
◆過食嘔吐から考えられるリスク
拒食症と過食症で起こる健康障害のどちらも
以上のことが考えられるリスクの中のひとつです。
もちろん、人間の体のつくりは一人一人が違いますので、きっとこのほかにもたくさんの健康障害があるかと思います。
これらのリスクって、摂食障害を経験していれば誰でも少しは気になるところなのではないでしょうか。
ここからは私が実際に14年の歳月の中で起きた健康障害です。
まず、
◆虫歯(口内環境)
◆筋力低下
◆突発性難聴
◆胃炎
◆肝機能障害
◆貧血
◆睡眠障害
◆うつ病
以外とたくさんありました笑
繰り返しますが、摂食障害の症状が一人一人違うように
身体に出る反応も一人一人が違います。
ただ、一つだけ確かなことは
摂食障害は体を少しづつ蝕んでいくということ
でもこれって、とても意識し辛いことなんです。
だって、本人は摂食障害の症状で苦しんでいる真っ只中だから。
毎日の食事制限や体重の数字、カロリー計算で頭がいっぱいでおかしくなりそうなときに、あなたの体がどんどん不健康になりますよ、って言われても心まで届くはずがありません。
治せるなら治したいのです。それが出来ないのが病気。
なんなら体を壊して死んでしまいたいとまで心が弱気な思考になっているときなので、健康のことなんか考えられないですよね。
私は今年37歳になりました。
摂食障害にならず、普通に生きていてもそろそろ健康状態が気になってくる年なんです(笑)だからなおさら今回のような記事を書いているのですが、
20代の私にこれを読ませても全く響かないでしょう笑
いいんです、誰かがもしこれを読んで、自分の健康について少し考えてくれたら。
同じ病気の人が同じ気持ちで生きているって、生きてくうえで心強くなるはず。
無理せず、摂食障害と向き合いながら、自分の健康状態もケア出来る意識を持っていきたいですね。