目次
1. 過食の定番商品
今回は、私の過食嘔吐の17年の経験から、過食におすすめのお菓子を紹介します。甘いお菓子は過食症や過食嘔吐の人だけでなく誰にとっても魅力的なもの。
過食症や過食嘔吐になってから、たくさんのお菓子を食べてきましたが、その中でも特に「神お菓子!」と感じたものをジャンル分けしてお伝えします。ぜひ甘いものやお菓子好きな方にもチェックしてみて下さい。
2. 過食症・過食嘔吐とは?
その前に摂食障害について簡単に説明します。
過食症(かしょくしょう)とは、自分ではコントロールできない強い過食衝動が定期的に起こり、その衝動のまま食べ過ぎてしまう病気です。この病気は摂食障害の症状の一つで、制御できないほど大量の食べ物を食べてしまい、自分の意思では止めることが難しいという特徴があります。例えば、一回の食事で普通の人が食べる量の何倍も食べてしまいます。
過食嘔吐(かしょくおうと)は、体重の増加を防ぐために過食後に自分で誘発して嘔吐します。過食後の嘔吐の有無で過食症、過食嘔吐と区別されています。
別の記事で過食症や過食嘔吐について書いていますのでよければこちらも合わせて読んでみて下さい。
拒食症から過食症へ~過食症の実体験~
過食症とは?~過食症の現実~
3. 過食しやすいお菓子の特徴
お菓子だからと言ってなんでもいいわけではありません。当然個人の好き嫌いもありますが、過食するときは食べ応え、コスパ、味、と多方面からみて魅力的なお菓子を食べたいものです。
特に過食症や過食嘔吐を抱える人は特にこだわりが強かったり、日常的な過食でコスパ重視で選ばなくてはいけなかったりといった事情もあります。
また、過食嘔吐をする人にとっては嘔吐の際に吐きやすいお菓子を選ぶ人も多い傾向もあります。
過食嘔吐の人の食材の選び方についてはこちらの記事で詳しく書いています。
過食嘔吐を誘発:吐きやすい食べ物
過食症、過食嘔吐の人に共通する食べ物はとにかく、簡単に食べれて喉を通りやすいもの。
袋を開けてすぐに食べれたり、柔らかくて食べやすいものが選ばれ易いと言えるでしょう。
4. 過食に選ばれる定番商品
実際にどんな甘いお菓子が選ばれるのか。
自身の経験を踏まえて過食症や過食嘔吐の人が好む傾向にある商品をピックアップしてみました。
〇甘い菓子パン‥
手軽で種類も豊富。過食スイッチが入ったらとりあえず菓子パン!という人が多いのではないでしょうか。価格も100円前後でコンビニ、スーパー、薬局、どこでも買える最強過食品。
〇クッキー系お菓子‥
サクサクからしっとりまで様々な食感を楽しめて甘さもたっぷり味わえる。焼き菓子の定番品。バタークッキーやチョコクッキーなどお気に入りのクッキー菓子は誰でも一つはあるはず‥
〇デザート系‥
プリンやアイス、ケーキ。ひんやり冷たくて口あたりが良いスイーツはお菓子の王様。まさに敵なし!!
甘いお菓子はどれも手軽で高カロリーです。ダイエット中や拒食症のときは絶対に食べられない禁断のお菓子。けれどストレスや不安から解放されたいときには、こういった普段避けている高カロリー食品や炭水化物などが選ばれやすくなります。(食べないと避けていたからこそ、過食することで快感や解放感を感じ過食沼と落ちていくのです‥)
5. 質より量!おすすめ最強お菓子5選
とにかく食べ応え重視、量を食べてお腹を満たしたい、同じお菓子を食べ続けられる、という人向けのおすすめお菓子。私もかなりお世話になっている商品5選です。
①ヤマザキの菓子パン
ケーキドーナツや薄皮シリーズ、ランチパックなど昔からお馴染みの誰もが知っている菓子パン。
どこにでも売っていて食べたことのある味なので美味しさは間違いなし。一袋に何個か入っている商品もあり量もある。ボリューム感のある菓子パンが多く、購入しやすい価格なのも安心。
ヤマザキのケーキドーナツ
定番度 ★★★★★ (★5)
プレーン、チョコレート味と2種の味を楽しめられるのに4つで150円を切る安さ。
周りにコーティングされた砂糖がまた美味しい。
これはどのこスーパーでも見かけますし、賞味期限が長く1週間くらいは持ちますので買い置きにも便利。とにかくおススメ。
②徳用クッキー
業務スーパーのバケツクッキーや大袋に入った徳用クッキーはコスパもよく量もたっぷり入っているので食べ始めてから、あれ?もう終わり?(空袋)なんてこともなく、しばらく食べ続けらるのが◎
そして徳用クッキーの良いところは味がスタンダードなところ!チョコやいちご味など飽きの来ない商品開発は企業様の努力を感じてありがたいのですが、やっぱり定番味は一番安心できます。
三ツ矢製菓の徳用クッキー
定番度★★★★☆ (★4)
サクサクの食感にミルクの優しい風味がするバタークッキー。
310gで300円前後で買えるお得さ。
食べ過ぎて一袋開けてしまうこともあります。
徳用サイズはとにかくコスパもいいので2~3日掛けて食べるのもよし。
コスパもボリュームも味も良いのでお勧めです。
③2Lバニラアイス
個人的には過食の定番商品ランキング堂々1位のアイスクリーム。
以前はスー〇ーカップのバニラとか、ジャイアン〇コーンとか
個別のアイスをひとつひとつ買っていましたが、最近のブームはドーンとバケツ食い。
これは甘いモノ好きな人にはたまりませんよねきっと。
バケツ食いとか一度はしてみたいなって思ってる甘党さんは多いのではないでしょうか。
過食するにもこのバケツ戦法はとっても経済的。
色々なメーカーがあるかもしれませんがおすすめはフタバ食品の2Lバケツアイス。
フタバ食品株式会社
ラクトアイス バニラ2000ml容量
定番度★★★★★ (★5)
元々スーパーカップとか、Mowとか、バニラ系のアイスが好きでよく買っていたのですが
個別で買うと安くても一個80円~100円。それでいて容量は200mlとか、少な目・・・。
一つじゃ足りないので二、三個食べていました。
だけどこのフタバ食品のバニラアイスは2000ml容量でお値段500円ほど。
スーパーカップ10個(2000ml)800円~1,000円だと考えるとかなーりお得です。
ラクトアイスですが味も濃厚で普通のバニラアイスです。
という事でフタバ食品さんのアイスから離れられません。
だいたい3日~6日間くらいで食べきります。ちなみにチョコレートのマーブル味もあり味を変えたいときはたまにマーブルを買ったりします。
我が家の冷蔵庫には必ずこのバケツアイスが常備。容器の大きさは優しくないので買うときは冷凍室の空き容量のチェックを忘れずに・・。
④ホイップ生クリーム
アイスのバケツ食い、ケーキのホール食い、誰でも一度はやってみたいシリーズのひとつ。
ホイップクリームそのままちゅうちゅう食い。
家庭用の小さいサイズのホイップクリームもありますが、おすすめは業務用スーパーや冷凍食品コーナーにおいてある大容量サイズ。
やはりコスパ面では大容量サイズが最強です。冷凍庫の空きがある限り、大きい方をおすすめします。
ジェフダ フローズンホイップ(内容量)1000ml
定番度 ★★★★★ (★5)
解凍するのが面倒な人もいるようですが、解凍が待てない人は半解凍のままアイスの様に食べるのもお勧めです。もちろんそのままチューチュー吸って食べたり、食パンに乗せて生クリームパンを作ってみたり、プリンに添えてアレンジしたり、色々アレンジできるのも強いです。
冷凍ホイップは冷蔵ホイップよりだいぶお安いので甘いもの好き、生クリーム好きさんにはたまらない一品だと思います。地域によって差があるようですがだいたい250円~300円で買えるようです。
⑤大袋お菓子(ファミリーパック)
様々な有名お菓子メーカーさんから出ているファミリーパックの大袋お菓子。
容量も多く、小分けされているので食べたい量だけ食べれます。
今はほとんどの人気お菓子はファミリーパックになっているのでお気に入りのお菓子の小袋商品は常備です。私はカントリーマームやホームパイが大好きです。
ファミリーパック大袋お菓子
定番度★★★☆☆ (★3)
6. おわりに
以上 いくつか定番商品を上げてみました。
同じものばかりで飽きないの?と思うかもしれませんが、
摂食障害の人間はとにかくお腹がいっぱいになることが一番の目的です。
色々と美味しいものを食べたいグルメ人とは少し違います。
もちろん食べる物の質にはこだわりを持って過食をしたい気持ちはもちろんですが、質に走るとお金が掛かります。
なのでなるべく『安い』、『量が多い』、『近所のスーパーなどですぐに購入できる』、を意識して選んでいます。
そして定番があるから定番以外の食品の美味しさや味の違いもよく分かります。
コスパ面でも比較対象の基準になりますし過食をする際はぜひ定番商品を見つけていきましょう。
次回は今回書ききれなかった『安くて美味しいお菓子の選び方』も紹介したいと思います。