摂食障害になり17年が経ちました。
痩せるため、
痩せた体をキープするため、
太る恐怖から逃れるため、
拒食期に私がしていたことを10項目を紹介していきます。
前半、後半5選ずつに分けて書いて行けたらと思います。
まずは前半の5選です。
◆最強有酸素運動!不安になったときにはまず走る“ランニング”
◆ジムに通って効率よく運動
◆発汗しながらストレッチ“ホットヨガ”
◆のんびり半身浴を1時間
◆全ての飲食を管理“食べたもの記録”
後半5選はこちらから。
【拒食期】痩せるためにした10のこと(後編)
◆最強有酸素運動!不安になったときにはまずは走る “ランニング”
とにかく有酸素運動で痩せるためにランニングの習慣化をしておりました。
初めて1~2カ月は2キロ程度をゆっくりと走り、徐々に距離を伸ばしていき5キロ、最終的には自宅周辺に8キロのランニングコースを確立し、週に3~5回ほど走っていました。
走る時間は食後。
拒食期は食事の後に「食べ過ぎてしまってないだろうか」「今の食事のせいでまた太ってしまうのではいか」「摂取カロリーをすぐにでも消費しなくては」という不安で居ても立っても居られない状態になりがち。
そんな気持ちになるのを払拭するためにとにかく体を動かしていました。
今考えてみると1日のカロリーが500カロリーも取れていなかったのに、よくあそこまで体を動かして頑張れたな、と思います。
今でも体重が気になって精神的な不安が襲ってくるときはランニングしなきゃ、と考えることはありますが、拒食期のように毎日走りに行くほど気力も体力も強迫観念も以前のように強く出るようにはならなくなりました。
ちなみに私は小さいころから大の運動嫌い。
そんな私が拒食期には痩せるために多い時は週5回も夜な夜な8キロのランニングコースを走るなんて本当にストイックだなと感じます。ちなみにマラソンの習慣からハーフマラソン大会にも出場しました。
拒食期はやたら活発になる特徴がとても大きく出ていたな、と今思い返しても感じることが出来るエピソードのひとつです。
◆ジムに通って効率よく運動
自宅から歩いて40分の隣町のジムに通っていました。
隣町にした理由は近所の知り合いに会いたくなかったのと、歩いて40分掛けてジムまで行くという行為そのものも運動と考えたから。電車で行くより電車代もカロリーもカットできます。掛かるのは時間だけですが、時間が許す限りはなるべく歩いて行くように自分を律していました。
拒食期に入ってすぐにジムに入会しました。
ジムに行くことでランニングや日常生活では身につかない筋肉を増やして基礎代謝量を上げて消費カロリーを増やしたかったというのが一番の理由です。
ジムには専門トレーナーがいて部分的なダイエットにどんな運動やマシーンを使えばいいのかすぐに教えてくれますし、自分に合ったトレーニング方法を提案してくれるので実に効率よく運動に取り組むことが来ます。
・水泳(1回30分泳ぎと水中ウォーキング)
・スタジオレッスン(エアロやキックボクシングなど興味のあるクラスを全て網羅)
・筋トレマシーン(主にヒップと二の腕周りを鍛えるマシーン)
などを使って一日2時間、週3回ほど通っていました。
他にもジムでは身長体重、BMIなどを測って個別で簡単な指導も受けれるので運動してる意識がもの凄くありました。
と言っても、当時はこれ以上痩せ細れるほど肉も付いていなかったのでジムのトレーナーさんには痩せずに食べて筋力と消費カロリーを増やしましょう!
と提案されて、食べて痩せるなんて何言ってるんだろう。そんなの無理だわ。
筋肉を付けて体重が増えたらどうしてくれるんだ?と思ったことは内緒です。
筋肉量で体重が増える(そんなことはない)ことが怖かった当時、筋トレは少なめにした有酸素運動メニューをこなすジム生活をしていました。
3か月ほど経ってから、スタジオのホットヨガに興味を持ちはじめ、
そちらを重点的にやりたくなったこともあり退会。
拒食で痩せた体を見たトレーーナーから『大丈夫?』と声を掛けられることもあり、それが疎ましくなっていたことも理由にあります。(心配してくれたトレーナーさん本当にすみません)
ジム通いは目標を立て実施しやすい環境が揃っていますのでとにかく運動習慣を付けたければおススメです。
最近は面白いジムもたくさんあるようで。
先日通っている美容師さんに教えていただいた 体験4円・初月0円と翌月会費40%オフ♪12月末まで【RIZAP監修暗闇ダイエットEXPA】
個別で指導が受けられるパーソナルジムを検討したこともありますが、自分ルールが多い摂食障害の人にはマンツーマン指導よりは自由に運動が出来る時間や空間を確保できる方が合っているように思います。
まずは試しに行動してみる。拒食の時期はそれが如実に現れていた気がします。
ぜったいに痩せたい人はこちら。
◆発汗しながらストレッチ“ホットヨガ”
ジムのスタジオで★日本最大級!ホットヨガスタジオLAVA★
入会したのは拒食症が半年以上続き、過食反動が表れ始めた頃でした。
一週間に一度は過食やチューイングを始めてしまい自己嫌悪でメンタルが不安定になりやすくなっていたとき。ジム通いにマンネリしてしまったのか、ジムに行った帰りに過食をする傾向が出てしまい始めたので、気持ちの切り替えのためにジムからヨガへ。
ジム通いと同様にホットヨガの多様なレッスンクラスを受けて気を紛らわしていました。
向き不向きがあるのかと思いますが私にはヨガが合っていたのでしょう、その後4年間も通い続けることになったLAVAさんには本当にお世話になりました。
【ホットヨガLAVAを選んだ理由】
・大量の汗で痩せられる(水分がとにかく抜ける、むくみの解消)
・息を切らすような辛く激しい運動ではないため長く続けられると感じたから
・レッスン内容とレッスンクラスの豊富さ(自由にクラスを選べるのでその時の体調やメンタルで様々なクラスを選択することができる)
・ホットヨガの環境(静かに精神をリラックスさせながらゆっくりと体と対話が出来ること)が癒しになった
・大手のホットヨガスタジオなのでどこにでもスタジオがあり、仕事帰りには職場近くのスタジオ、土日は近所のスタジオ、出先の隙間時間に、など利用しやすかったから
毎日何回も乗る体重計の0.1キログラムの増減で気持ちも浮き沈みしていたのでホットヨガの発汗で少しでも痩せているとレッスン後は満足感でいっぱいでした。
ホットヨガのクラスを受ける前と後では0.3キログラムほど減っていてすぐに効果を感じることができました。
摂食障害がある程度落ち着いてきた今でも、ホットヨガに通っていた時の爽やかな疲れと大量に流れてくる汗の心地よさは覚えています。
ヨガの本来の目的はダイエットではなく心と体のバランスを鍛えるもの。
きっかけも目的も“痩せるため”ではありましたが、心の充実も得ながら通えたのは良い経験でした。
ジム通いやランニングより比較的緩く効果的な運動がしたい人、すぐに効果を実感したい人には自信を持っておすすめできます。
無料体験レッスンなども行っている大型ホットヨガ企業さんなので初心者さんでも安心して通えます。
ぜひ一度体験してみてください。
◆のんびり半身浴を1時間
半身浴はとにかくお金を掛けずに自宅で手軽に毎日できるのでやっていました。
ホットヨガと同じく、大量の汗を掛けます。
体重を少しでも減らす事にとにかく執着していたので半身浴で一滴でも多く汗をかき減量したかったのです。ランニングやジムのように肉体的に頑張らなくてもいいアクションの一つです。
半身浴は心の安定のほかにリラックス効果もあるのでお勧めです。私はよくお気に入りの入浴剤を使ってマンガや本を持ち込み、だいたい毎日1時間~1時間半は湯船に浸かって汗を流していました。
30分くらいすると汗がだらだらと流れはじめ、1時間後には汗でだらだらです。
正しい半身浴は健康にいいとされるので、無理はせずに汗を掻いて代謝を上げる程度の半身浴はおすすめです。
ただ、長風呂はくれぐれも気を付けましょう。
私は拒食期に、浴槽から上がったあとの立ち眩みで意識を失い、真っ裸のままお風呂の床に頭を打ち付け倒れた経験があります。(気を失ったのはおそらく1分以内)
あの時はさすがに少し怖かったです。
栄養が足りてない状態での過度な運動や発汗は、危険なんだな、と身をもって感じた一コマです。
みなさんも入浴後の立ち眩み、眩暈には十分に気をつけて半身浴を行うようにしてください。
◆全ての飲食を管理“食べたもの記録”
何年か前に食べたものをメモするだけダイエットというものが流行りました。
確か本まで出ていた気がします・・。
“食べたもの記録”のやり方
- 手帳やノート、スマートフォンのアプリを使用して、毎日の食事を記録する
- 食べたもの、量、食事の時間、食事をした場所、その時の気持ちや体調などをできるだけ詳細に書き留める
- 定期的に記録を振り返り、カロリーコントロールの改善点を見つける
摂食障害かな?と自覚し始める前からずっと実施していた行動です。
今でも昔のノートを見ると細かく記録が残っています。
面白いことに過食期の記録はあまり残っていませんでした。カロリー摂取量の把握願望は拒食期に出やすかったのだと思います。
拒食期と過食期を繰り返していた時期3年間ほどは実施していました。
過食嘔吐が始まってからは、どうせ吐くから、と思い記録することを辞めてしまいましたが。
記摂取した食品のカロリーを記録することで、一日のカロリー摂取量を正確に知ることができます。自分の食事を客観的に把握し、不要な間食やカロリー摂取を可視化することで食事の調整(減量)がしやすくなり非常に効果的でした。何よりすぐにでも始められる手軽さがおすすめです。
以上前半の5つをご紹介いたしました。
あくまで個人的にやってきたことですので経験談の一つとしてお読みいただければと思います。
後半の5選は次の記事で書いておりますのでぜひ一緒に見てみてください。
【拒食期】痩せるためにした10のこと(後編)