今日は摂食障害の患者さんがとうしても考えてしまいがちな
やってはいけない事について私がどう向き合っているかを書いていきたいと思います。
・食べてはいけない
・食べすぎてはいけない
・吐いてはいけない
この3つのしてはいけなこと
私はしてはいけない事と思わないようにしてます。
人はしてはいけない事ほどしたくなるという生き物なのです。
してはいけないとどこかで心のブレーキを(無意識でも)していると
何かの反動でブレーキが外れ、その衝動に進んでしまいます。
私は食事制限に関しては、何度も何度もブレーキをかけては突き破ってきました。
拒食のときは絶対に食べないと決めていたものがたくさんありました。
炭水化物はあの時の私にとって『悪』でしかなかった。
これだけは絶対に口に入れてはいけないものだと思っていましたし
口に入れたらチューイングだけして吐き出していました。
口だけでなく目にも入れたくないほど遠ざけていました。
拒食の進行によってどんどんとその心のブレーキは強くなっていくのですが、
一番拒食反応が強かった、いわば拒食の絶頂の時に食べられたものといえば、
無糖コーヒー、コーラゼロ、カロリーゼロ食品(ゼリーや飲料など)、
温野菜(調味料は塩のみ)。
それ以外は食べてはいけないと制限を掛けていました。
拒食から過食に入ってからは過食という行為、食べるという行為事態を制限してました。摂食障害はどこをとっても食事に対してのブレーキやルールばかりです。
過食嘔吐では吐くことを何度も自分の中で否定していました。
過食のときのように食べるという行為にはブレーキは掛けなくなっていきましたが、次は吐く行為にブレーキを掛けるようになったのです。
それぞれ時期によってしてきたブレーキの内容は違いますが
長い時間を掛けてやっと気づいたのです。
やってはいけないと思うほどやってる!!!(笑)やりたくなってる!!!(笑)
ということで私は現在、あまりしてはいけない事を作らないようにしています。
少し前までは週に一回は過食嘔吐を我慢(しない日を作る)と決めていましたが・・
だめでした。
なので今は、365日のうち1日だけ吐かない日を作ろう、という考え方に変えました。
なので今はほぼ毎日、過食嘔吐です。
お金掛かるので、節約という点では買うものを我慢するときもありますが
毎週毎週、今週は吐かない日を作れるだろうか。。
と心配する毎日はなくなりました。
なんだか少し楽になりました。
過度に自分の心にブレーキを掛けることが一番心に良くないです。
甘えではなく、気楽に考えるようにしています。
思い切ってブレーキを解除できるようになるくらい、開き直ることが出来たら
こちらに勝算が出てきます。
摂食障害は元々ストイックで真面目な人が患い病気です。
なので私たちの性質、性格上、気楽にやろうと言われても難しいかもしれませが。。でも、やはり考えすぎは良くないですね。